『竜とそばかすの姫』は2021年7月16日に公開されたアニメーション映画で、監督は『時をかける少女』や『サマーウォーズ』などで知られる細田守監督です。当時は細田守監督の新作映画ということで大きな注目を集めましたが、『竜とそばかすの姫』が酷評されたのはなぜなのでしょうか。
そこで今回は、『竜とそばかすの姫』が酷評されたのはなぜなのか、あらすじやラストがひどいのかもあわせて紹介します。
竜とそばかすの姫のあらすじは?
『竜とそばかすの姫』は、50億人以上が集うインターネット仮想世界〈U〉で物語が進んでいきます。主人公である内藤すずは〈U〉でベルというアバターで活動し、その歌声で多くの人を魅了し、注目される存在でした。しかし、〈U〉に突如現れた竜の姿をしたアバターが出現し、その存在によってコンサートが中止になってしまいます。
ただ、ベルはそこから竜に興味を持ち、関わっていくようになり、少しずつお互いに心を開いていくようになるという内容となっていました。
竜とそばかすの姫が酷評されたのはなぜ?
『竜とそばかすの姫』は細田守監督ならではの世界観、設定などが盛り込まれている作品で、2022年1月に第45回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。また、作品だけではなく、劇中の中で使われていた音楽も高く評価され、音楽スタッフの岩崎太整さん、Ludving Forsselさん、坂東祐大さんが第45回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞しています。
しかし、一部からは厳しい意見も寄せられているようですが『竜とそばかすの姫』が酷評されたのはなぜなのでしょうか。
描かれていない部分が多すぎるから
『竜とそばかすの姫』が酷評されたのはなぜなのかというと、登場する人物がなぜそのような性格・状態になっているのかということが描かれていないことが多いからです。
例を挙げるとすれば、主人公である内藤すずは実の父親に心を開けないという設定となっているのですが、なぜそのような状態になっているのかということが一切描かれていません。また、すずは極端に自分に自信を持つことができず、その理由が事故で亡くなってしまった母親が関係しているのか、容姿が影響しているのかが分からない状態になっています。
危なすぎる行為
『竜とそばかすの姫』が酷評されたのはなぜなのかは、すずの母親の行為が関係しているようです。上記ですずの母親は事故で亡くなったと説明しましたが、実は幼い頃に水難事故に遭っていた子供を助けようとしたことが関係していました。
自分と同じくらいの子供を助けるために命を落としたということは美談のようにも感じられますが、素人が救助行為をするのは大変危険で二次災害の可能性もあるということで、酷評されてしまったようですね。
あり得ない設定
『竜とそばかすの姫』には〈U〉というネット世界があり、作中の人はアバターを使って様々な活動を行なっています。しかし、〈U〉には自警団がおり、ネットの世界の治安を守っているのですが、ある特別な権限を持っていることがあり得ないとなっているようです。
この自警団は警察などの組織ではないのですが、現実世界の人を強制的に晒す「アンベイル」を行うことができます。つまり、自警団が悪と決めた対象を私的に制裁を加えることができるという設定になっているので、酷評されてしまったようです。
VTuberに憧れてる人も多い時代なので、アバターを使って活動することは現代に通じるものがありますが、自警団とまでいくとやりすぎの設定と感じてしまう人も多いのかもしれませんね。
なぜ正体に気づけた
一般的にどの作品にもミスリードと呼ばれる伏線が張りめぐらされており、それがあることで視聴者に驚きなどを与えることができます。そして、『竜とそばかすの姫』はアバターを使っているので基本的には正体に気づくことはできません。
主人公・すずもベルという名前で活動していたのですが、幼馴染みである忍がいきなり正体に気づくことができました。普通であれば、本人でしか知りえないことなどを話してしまったといったことでバレてしまうかもしれないですが、作中ではそういった描写がなく、酷評されてしまったようです。
無意味なカップルの登場
『竜とそばかすの姫』は竜と呼ばれる嫌われ者のアバターとベルの関係性がメインに描かれていき、その過程で恋愛に発展するのではないかと思われていました。しかし、『竜とそばかすの姫』のストーリーには、なぜか本筋とは一切関係ない人物の恋愛模様が描かれています。
たしかに、他の作品にもメインキャラクター以外の恋愛模様が描かれることがありますが、それは物語に関わってくる場合です。しかし、関係ないカップルを出すことに意味はなく、その後に影響もなかったのでなぜ出てきたのか批判が寄せられてしまいました。
なぜ竜を助けた?
『竜とそばかすの姫』に登場する嫌われものの竜は、実は現実世界で父親から虐待を受けている兄弟という設定になっています。そして〈U〉で竜とベルは出会い、お互いに関心を持つようになり、最後は虐待されているところを救うのですが、なぜ赤の他人であるすずが兄弟を助けに行こうとしているのかが明確に描かれていません。
竜とベルの境遇が似ているというわけでもないですし、不明な箇所が多く、行動原理が謎であると言われてしまっているようですね。
竜とそばかすの姫のラストがひどい?
『竜とそばかすの姫』はSF設定が盛り込まれている作品で、ストーリーを通じて弱かった主人公が成長していくという内容になっています。『竜とそばかすの姫』は最終的にはハッピーエンドだったわけですが、ラストがひどいと言われているようですね。
では、『竜とそばかすの姫』のラストはどのようになっていたのでしょうか。
1人で乗り込む
『竜とそばかすの姫』終盤で、竜の正体が虐待を受けている少年であることが判明しますが、すずたちは警察などの公的機関はすぐに動いてくれないと考えます。そして、未成年であるはずのすずが高知県から東京都までバスに乗って向かい、助けるという選択をしました。たしかに、主人公が自分で困っている人を救うというのはカッコよく、美談ではありますが、自分がやられてしまう可能性もありますし、最悪の事態になることが予想されます。
制作サイドはすずと母親が似ているということを強調したかったのかもしれないですね。
まとめ
今回は『竜とそばかすの姫』が酷評されたのはなぜなのか、ラストがひどいのかあらすじも紹介しました。『竜とそばかすの姫』は酷評されているものの、映像や音楽は高く評価されているので見る価値はあるのではないでしょうか。
また、1度みただけでは理解するのが難しいという作品もあるので、繰り返し見てみても良いかもしれないですね。
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